しかし、ある年齢を過ぎるると特別扱いされなくなり、地球は自分を中心に回っていたのではないのだと気が付く。そこで、気がついたこどもは素直でいい子に育つ。
それに気がつかずにいつまでも周りからちやほやされ、自分が中心と思いこんでしまった子がそうでないことに気づいたときに反抗的になったり、ぐれたりして、自分を中心とした小さなコミュニティをつくってしまう。
そのコミュニティ同士が衝突すると暴力沙汰や事件へと発展するものと思う。
自分が中心でなく、何十億もいる人間の中の一人にすぎないことを教えるのは親の役目だろう。
私が小学生のころは熱血教師がどこの学校にも必ずいて、親身になって生徒の心配をしてくてたり、時には頭を小突かれたりしたものである。
ところが、今の教師は極力自分のクラスから問題をおこさないように、守りに入っている。
昔、鬼のように恐れられていた先生が、同窓会で丸くなっている姿をみると懐かしさと同時に歳月の流れをかんじる。