出張先での移動には民間のバスを利用した。何回も乗ったがいずれの運転手もすごくトレーニングされている。
大都市で、ただでさえ交通量が多いのに、あそこまで乗客への気配りができるのには驚いた。
信号待ちではエンジンを切り、CO2の排出軽減に貢献しているし、乗客が全員乗り込んで着席したのを確認してから、発車していた。乗り遅れそうになったご老人がいると一度閉じたドアを開けて、乗せてあげた。降りる際、小銭がなくて慌てている若者が両替するのを全くいらだつこともなくまってあげていた。
ああいうバスなら何度乗っても悪い気はしない。
それに引き替え、私の住む都市のバスは、ほとんど渋滞もないのに定刻になっても来ないし、乗客が乗り込んだら、席に着く前に発車している。降りるときに「ありがとうございました。」と言っても無視するし、「乗りますと!」駆け込んでくる人はシャットアウトするし、もう最悪である。降りるときに両替でもしようものなら、なぜ、小銭を用意して乗らないのかと叱られる始末。
これだと、利用客が減って赤字に追い込まれるのも無理もない。
この違いは地域性による人間性の違いによるものだろうか?
やはりバス会社自体による接客訓練の違いによるところが大きいと思う。